日記 紅茶入れ方 3つのミルクティー 小さな南の島 cafeメニュー お知らせ お手紙 掲示板 リンク
スリランカ日記 紅茶教室
May 09, 2007
日記
もしも願いが叶うなら
昨夜はシンハラ語教室だった、最近スリランカではパンが値上がりしていて・・・・理由は小麦粉販売の独占会社が小麦粉の値段をあげたかららしい・・・・・。 高くなっても食べられる人は良いけどそうでない人はどうするのだろう・・・・・。

私はその話を聞いた時去年スリランカで出会った小さな男の子の事を思い出した。

茶畑からの帰りに出合ったので多分茶園で働く人の子供だと思う、年は10歳くらいで・・・・数人の友達と道端で遊んでいた、スリランカ人のガイドさんは私に・・・・「あの子達は学校をサボって遊んでいるので何かちょうだいと言われても無視してください、人から物を貰って生きるのではなく自分で勉強してえらくなって働く事をおぼえてもらいたいから・・・・・」と言った。
「確かになるほど〜多分その話を聞かなかったら私はすぐにお金や物をあげているところだった・・・・」と思い「無視だ」と心に誓った。


案の定日本人の私を見つけた子供達は「何かもらえる!!」という期待感でキラキラ輝いた瞳でこちらにやって来て私の乗っているバスの窓の前で大きな岩に登り「キャンディー?チョコレーッツ?ペンシル?」と言って手を伸ばすのだった・・・・ひたすら見ないようにがんばっていたのだけど・・・・・バスがエンジンをかけ出発する寸前・・・・残念な事に一人の男の子と目が合ってしまった。

小さな黒い手が砂ぼこりにまみれカサカサとしたグレー色に見えた・・・・その指先は私の座席の窓をしっかりと持って白い歯ばかりが目立つ大きな口をあけ必死に「キャンディー!チョコレート!」と叫ぶので・・・・私は一瞬ひるんでしまいその子の瞳を見たのだった。

学校をサボリ物乞いするのは良くない事だとはわかっていても・・・今のご時世日本ではこんなにも必死にバスにしがみつきキャンディーをくれと叫び続けるガッツ(?)のある子供はいるだろうか?彼は本当にキャンディーが欲しくてたまらなくて・・・・きっとその味は日本人観光客によっておぼえたに違いない・・・そんな気がした。
学校よりもキャンディー・・・・・・一見浅はかに思えるけど、やっぱりお腹がすいていては勉強どころではないと思う・・・。

私はとっさに「何かないか?」と思いカバンの中をゴソゴソあさると・・・・・朝食に食べ残して固くなった丸いパンがひとつ出てきた・・・・、「こんなに固くなったパンを人にあげるのは失礼かな?」と思いながらも窓からちらりと出すと子供達は物凄い勢いでパンを奪い合い・・・・あっと言う間にその固い丸パンは私の前から姿を消したのだった・・・・。


この時私は何を思っていたかと言うと多分朝食のバイキングを思い出していたと思う、「あのパンも持ってくれば良かった・・・・ケースに入ったヨーグルトも持ってくれば良かった・・・・山積みのバナナも一房持ってくれば・・・・」とか考えていた・・・・ような気がする、そんな事をしても根本的な解決にはならないのはわかっているけどやっぱり人間でも動物でも命ある物がお腹をすかせているのはかわいそうだと単純に思う。


きっと食べ物を沢山捨てる場所(レストランとか・・・・・)もこの世界には沢山あるだろうに、お腹が空いて悲しい思いをしている人も沢山いる、ちょうど良く均等にどうしてならないのだろう???

ある所からない所にあげるのは一時的には良いけど、もっとづーっつ良いのはない所は「どうやったら自分達の所に食べ物が来るか」を考えて、ある所の人は「どうっやったら自分達の所に食べ物が来るか」を教えてあげれば良いと思う。



Posted by diary at 04:35 PM