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スリランカ日記 紅茶教室
April 19, 2007
日記
葉っぱのスープ
昨夜の夕飯は天ぷらと人参のおかか和えと春雨サラダの残り。


タラと海老とピーマンとカリフラワーを揚げ、自家製スイートチリとマヨネーズで食べた。


本当はフリッターみたいにフワフワのころもにしたかったのだけど・・・・時間がなかったので天ぷら粉でささっと作った。

初めニイナはビールを飲みながら天ぷらの揚げ具合をのぞきこんでいたのだけどそのうちに「今度は俺が揚げるから交代!」と言い菜ばしを持ち鍋の中の天ぷらをしっかりと見据えていた・・・・・。


「どうなったら揚がったっちわかるん?」
「箸で持ってみてジリジリと天ぷらが言っていたらOK、中が生だったらジリジリとはしないから」
「んー良くわからん・・・・・食べてみれば良い!・・・・・・ん、美味しい!」
「ホント??じゃあ私はスイートチリをつけて・・・・おー超美味しい大変や!」

その後揚げ揚がった天ぷらをテーブルに並べニイナはビール、私は紅茶で夕飯を食べた。

最近気が付いたのだけど、天ぷらを揚げるのが今まで少しめんどくさいと思っていて・・・・その原因を考えたら揚げる用の箸ところもを付ける用の箸とか・・・・・均一にころもを付けて揚げなくてはとか・・・いちいち細かいルールを考えていてそれがストレスになっていたみたい、最近はころもは手でザックリと付け好きなようにおおらかに作るようになって凄く天ぷらが楽しくなったし、天ぷらの出来栄えにも勢いが出てきて美味しくなった気がする。

「天ぷら」というと和食屋さんの上品なイメージがあって、昔働いていた和食屋さんでも良く揚げ物をしていたのだけど・・・・・そこはカウンター席でお客さんの目の前で料理を作って見せるお店だったから・・・・凄く上品に揚げもをしていたし、いつの間にかそうしなければいけないと思いこんでいた。


でも天ぷらと一言に言っても本当は色々な天ぷらがあって、宮古島の友達が昔良く作ってくれていた天ぷらはもっと大雑把で皿にてんこ盛りになって出て来ていた。
揚げたての熱々にその子達はウスターソースをかけて食べていたのだけど、島でもそうやって食べていたらしい。
海で遊び疲れると近くの食道でこの天ぷらを食べるらしく、値段は忘れたけど・・・・確かびっくりするくらい安かった。


昨夜は家で天ぷらを揚げながら10年以上も昔に食べた宮古島の天ぷらを思い出していた。

料理上手な人は料理が出来上がった時にはキッチンも片付いているって昔どこかで聞いた事があって、「そうか〜」と思った私はそれからは料理を作りながら片付けの事ばかりを気にするようになっていた、気が付かないうちにそれがストレスになっていて・・・・・「汚さないように・・・・」と気にかけて料理をしていると・・・・何となくヒョロンとした頼りないような何かに凄く気を使っているような情けない料理が出来るようになっていた。

結婚して自分の城が出来てからは思う存分使える物やスペースは全て使ってのびのび料理をするようになった、揚げ物をすれば油を散るし・・・野菜を叩き割れば切れ端が床に転げ落ちる・・・・・何だか知らないけどとにかく散らかるのはあっという間・・・・・それでもそんな物は後で拾ったり拭いたりすれば良いだけの事だと何で今まで気が付かなかったのだろう・・・・。

食べるという現場は血もあれば泥もある、それをせっせと料理してホカホカのご飯にしたてあげる命が踊る瞬間。

スリランカの紅茶工場で始めて紅茶を作っているのを見たとき、大型ミンチ器のような物からネジ切られた茶葉がまだ半生状態で出てきた時、小さい頃お父さんが芝刈り機で庭中の芝生を刈った後のモワーとっとした青臭い香りがした。

その時「紅茶は植物なんだ葉っぱなんだ、スリランカの大地や空から栄養をたっぷりと吸い上げ育ち、そのエキスを乾燥させて又お湯でもどして私達が飲むんだ・・・・」と思い、紅茶を飲む私は大地や空や土達の輪に入って手を繋いでいるようなそんなイメージが頭の中に浮かんだ。


純度100%の葉っぱのスープ。



Posted by diary at 04:15 PM