
何もする気になれなくて何にも興味が持てず・・・・・「これってうつ病?更年期??」と不安になっていたけど昨日はニイナも休んで良いよと言ってくれたので思い切ってお店をお休みして一日中寝ていた。
何も考えずに何もせずに・・・・「今日だけはこの世界に私はいない事にしよう」と決めてひたすら深い所にもぐりこむように眠り続けた・・・・、夢と現実の間にくるまってフォワーンとしていると・・・・・「ピーンポーン」と誰かが来たような気がしたけど・・「今日は私はこの世界にいない事になっているのだから・・・」と思いそのまま眠り続けた・・・・実際本当に誰かが来たのかは解らないし夢かもしれないけど。
体が溶けて無くなるほど良く眠り、夕方暗くなった頃には「本当に体が無くなったのでは??」と思うほどフワフワになっていた。
それでも気持ちの方は何となく晴れないままで・・・・珍しく7時にニイナの仕事が終わり(私がダウンしていたので早く帰って来てくれたらしい・・・)「今日は外でご飯を食べよう」と言うのでぼんやりとしたまま・・・ボサボサの頭と猫背でシオシオと出掛けた。
途中コンビによると袋のインスタントラーメンが売っていて・・・「なんか普段はあまり食べたいと思わんけど、今日はクタクタに煮込んだインスタントラーメンの気分や・・・・」と言うと・・・「外食やめる??」と言われたので「いいや・・・・外食する」と答えた。
結局韓国料理を食べに行き・・・・・ダッカルビやモルモン炒めを食べ・・・マッコッリを飲んでほろ酔い気分になった頃・・私はすっかり上機嫌になっていた。
ご飯茶碗のような器で飲むマッコッリは酸味のある甘酒みたいな味でこくがあるのにフルーティー・・・・それでいて何処かしら田舎っぽい安心する要素を持っている、それをゆっくりゆっくり飲んでいうちに段々元気になって来て・・・・・韓国の田舎に行った気分になっていた。
その後二人で夜道をのんびり歩いて家に帰った。
家に帰りベットにもぐったのだが・・・・段々上機嫌になってしまっていた私は楽しい気持ちが抑えられなくなり眠れなくなってしまった。
カーテンの隙間からは外灯の光が差し込んでとてもキレイ、思い切ってカーテンをバッとめくり外の世界を眺める・・・・シーンと静まりかえった隣のアパートの階段・・・・青く透き通って見える世界。
「ピザが食べたい!!」と言うと・・・・「え〜??さっきあんなに沢山食べたのに〜」と言われ・・・・そっかと思い寝た、夜中お腹がすいて目が覚めたので一階に降り冷蔵庫の中にあった苺のタルトを食べた。
冷たい床にペタンと座り・・・ひたすらタルトをかじる・・・・「サクサクモゴモゴ」と頭の中にタルトを噛み砕く音が響き・・・・暗闇を見つめていると何故かスリランカの事を思い出した、浅黒くたくましい手足・・・・美しい横顔の女性達・・・・・大地の音。
私がいじけて韓国料理を食べている時もスリランカではスリランカの日常が営まれている・・・・・、不思議。
地図で見たら少し場所が違うだけなのに・・・・何なんだろう??不思議。
今朝はマイちゃんがバイトに来た・・・私がもくもくとタルト生地を仕込んでいるとマイちゃんが・・・・「まりこ本当に料理作るの好きやろ?(笑)」と言い・・・・「え??」と言うと・・・「この前くれたタルトとマフィン、タケちゃんと食べてからな〜本当に好きなねーとこのお菓子にはならんでな〜っち二人で話しよったにー、今までさんざんまりこのお菓子食べちょって今更やけど(笑)」と言われ・・びっくりして腰が抜けそうだった。
今まで言われたどんな褒め言葉よりも嬉しかったかもしれない。
美味しい物を作る人の「手」に小さい頃から憧れて来た、美味しい物を作る人の手には「手」その物に美味しくなる秘密があるような気がしていて・・・・それは長年食べ物をさわったり揉んだり・・・している人にしかない・・・食べ物からもらった力のように思え・・・・憧れていたし今も憧れている。
何をしても人並みになかなか追いつかない私が唯一楽しいと思え料理を続けられて来たのは他でもなく人一倍食い意地がはっているから・・・なのと・・・いつも誰かが食べてくれるから・・・両方だと思う。











































