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スリランカ日記 紅茶教室
October 16, 2006
日記
良い時間と明るい光を見つけに・・・・
今回の東京はいつもよりも予定をかなり少なくした、今まではなるべく沢山の事を吸収しようとがんばってきたけど・・・最近は少しの事を丁寧に大切にしようと思い始めたので。 ガサガサするのはよくないなーって思うし・・・・。


土曜は昼前に羽田に着き午後から用事を済ませ、夕方はのんびり過ごした・・・・・「良い時間を過ごす」のが最近のお気に入り、夕方から夜に向け陽が少しずつ落ち始め・・・空気も段々冷たくなっていく様子・・・・。


その後すっかり日が暮れ夜になり久々にNと食事をした、私達がいつも行くのは有楽町のタイ料理屋、改装移転してからはすっかりシンプル路線になったその店・・本当は前の乱雑な雰囲気の方が好きだったけど・・・味は変わらず美味しい物が多い。


Nは相変わらず夜のお仕事をしているらしいが、最近好きな人が出来たらしくびっくりするほど痩せていて・・・もともとグラマーでキレイな子なんだけど・・・・痩せすぎていてちょっと痛々しい感じさえした。
「私のようにもともと太っていた人間って痩せると人生変わるって思い込んでいるふしがあるんだよねー、痩せれば痩せるほどキレイみたいな・・・・・・・でもまりちゃん昔より太ったけど今の方が生き生きしててステキだね」
「んームチムチしてるのも良いと私は思うよ・・実際私は今の体の方が自分で好きだなー赤ちゃんみたいで美味しいそうじゃない?(笑)」あの頃はほっそりっていうよりガリガリって感じだったから自分でも好きではなかった。


その後は運ばれて来た料理を二人で次々にたいらげ・・・・デザートまでしっかり食べた。


デザートを食べながらゆっくりとした口調で・・・・「まりちゃん私ねー最近人の群れが怖いのよー」「?」「何か銀座の交差点とかで信号が赤から青に変わると向こうから人が一気にやって来るでしょ、まるで人の壁がこちらに押し寄せてくる感じでさー・・・・・自分の存在が急に恥ずかしく思えてしまって・・・・自分に自信がないっていうか・・・そういう恐怖感、別に急に人ごみの中から刃物を持った人が出てきて刺されるとかって全然怖くないのよ、むしろ平気かも・・・・そんな人間よりも私のほうが強いっていう自信はあるから・・・ただ堂々としている人間の群れが怖いの・・・・・変かな?」
「変ではないと思うけど、私は刃物を持ってる人の方がよっぽど怖い・・・・人の群れは苦手だけど・・・・わーって入って通りぬければ良いし・・・・」
「私は精神的に弱いんだよねー」
「なるほどー」
そういえば昔私にもそんな頃があった気がする・・・・自分以外の人が妙に大きく見えるというか立派に見えて生きている事にびくびくしていた、何か特別な特技でもないと生きている価値がないのではないかというような錯覚に苦しんでいた・・・。
そうでない事に気がついたのはスリランカの人達と接するようになってからかなー、プラチャンもそうだけど彼らは自分の国の事を凄く積極的に話してくれる、内戦の話、古い車がほとんどなので道路の騒音が凄い話など・・・・・時々・・・・「恥ずかしいのですが・・・・」という言葉を付け加えたりもするけど・・・・現状をそのまま話してくれる、だからこそ伝わる事があるのだと思う。
彼らが祖国の話や自分の話をする時の表情は凄く生き生きしていて、暗い影などみじんも感じない。
何を持っているかとか、何が出来るとか・・・・・人を好きになる時っていうのはそういう事は関係ないのだなーと心底思った。
スリランカの女の子が以前「色が白くなりたい、日本人の男の人は黒いの嫌でしょ?」と私に言った事があって私は何て答えて良いのか解らず「そうかなー?私はキレイだと思うよ」と言った、でも実際は解らない・・・が・・・その話をしている時のその子の表情は少しも悲観的ではなく・・・むしろカラっと明るい感じだった。

大切なのはそこだと思う。
明るい光の方向を見続ける事なんだ。
目先の大きな変化への期待ではなく、心中の明るい光を見失わない事なんだ。

その事をNになんて言えば伝わるのか良く解らなかったし、Nは色白で普通に歩いていても特別目立つ美人なので・・・・何を言って良いのかますます解らない。
だからかえって色々な男の人が寄って来て大変なのかな?

ただNには物凄く不安定な物を感じるのは確かで、いつも「怖い」とか「不安」だとか言ってるわりに・・・・銀座のど真ん中で酔っ払ってハイヒールを投げて「キャーキャー」言ってはしゃいだり・・・・・工事中で通れない道でも通りたければワイヤーの高い策をハイヒールでよじ登ったり・・・・(スカートかひっかかってほつれていても気にしない)大胆な一面もある。
私はそんなNの様子をぼんやり流しながら・・・・「これが計算されたNの魅力ならば友達としてもっと安心していられるのに・・・」と思う。

Nは全てが天然で唐突で・・・だからこそ愛しいのだけど・・・・でもある一定の枠をはみ出さない事も何となく解る、それは育った環境がNにそうさせているみたいで・・・いわゆる「良いお育ち」なのだ。
変な意味ではなく、Nの今居る場所は本来Nの居る場所ではなく・・・・Nの行きたかった道はNの行くべき道ではなかったように・・・・伽間的に見て感じる、それは以前から何度も言って来た事なのだが・・・最近やっと「そうかもしれない」とNは言うようになってきた。

その事を認めるたり見極めたりするのって・・・・ある意味「自分の可能性を極端に狭くする」のかもしれないが・・・・・・友達としてはそう言う事しか出来ない。
努力して得られるのならなるべく心身共に健康であれる場所を選んで欲しい、それは人それぞれみんな違う場所だから・・・・「ここですよ!!」とは私は言えないけど。

そして土曜日はいつものように話に落ちはないまま別れた。

日曜日は午前中に用事を済ませ、午後からは品川のATでランチ&お茶をしながら読書をした。
明るく清潔な店内は居心地が良い。

良い時間には美味しい紅茶が良い。



Posted by diary at 05:54 PM